2012年10月28日

吹き替え・字幕突っ込み隊S2EP1 その1

こんにちは、お久しぶりです!
やあやあ、S2の日本版DVDが出ましたねえ!もちろんUK版を持ってますが、メイキングとコメンタリの字幕見たさに買いましたよ。相変わらずお高い。
というわけで、今回からは吹き替えと字幕の訳の比較です!
今日は冒頭〜宮殿を出るところまで。

太文字英文が英語字幕。
赤文字吹: が吹き替え。
青文字字: がDVDの字幕。
→ 突っ込み です。
(かっこ)は私のどうでもい訳。



M:Do you mind if I get that?
吹:出ていいかな?
字:出ても?
Do you mind~? この言い回し好き。EP3でも使いますよね、モリアーティ。直訳ですと(僕が電話を取ったら君は気にするかな?)

SH:Oh no, please. You've got the rest of your life.
吹:どうぞどうぞ。残り少ない人生だ。
字:どうぞ。生きているうちはご自由に。
the rest of your life なんて訳し難いだろうな…。

M:Hello? Yes, of course it is.
吹:はい?ああ、そうだ。何の用だ?
字:何の用だ?
→吹き替えの「はい?」の言い方ウケます。いかにもウザそうな、邪魔されたことにイラついてるような。

M:口パク
吹:(小声で)悪いね
字幕なし
→吹き替えはしゃべっちゃってます。

SH:口パク
吹:気にするな
字:ごゆっくり
→なぜかシャーロックのセリフの方はどちらも訳されてた。

M:What do you want? Say that again! Say that again and know that if you're lying to me, I will find you and I will skin you. Wait. (シャーロックに)Sorry, wrong day to die.
吹:吹:もう一度言ってみろ!もう一度言ってみろ、それが嘘だったら、お前を探し出し、皮を剥いでやる。待て。悪い。今日は死ねなくなった。
字:何だと。もしそれがウソだったら、君を見つけ出して皮をはいでやるぞ。待て。悪いが。今日死ぬのは都合が悪い。
→字幕は「君」になってるんだよな。「君」だとやっぱり柔らかい印象受けますね、あれだけ怒号上げてるのに「君」ってなあ、なんか変な感じ。

SH:Oh. Did you get a better offer?
吹:ほう。いいオファがあったか?
字:面白い別件が?

M:You'll be hearing from me, Sherlock. (電話に)So if you have what you say you have, I will make you rich. If you don't, I'll make you into shoes.
吹:連絡するよシャーロック。ホントにそれを持っているのなら、金持ちにしてやる。持ってないなら、靴にしてやる。
字:また連絡する。本当にソレがあるなら金持ちにしてやる。ウソなら君の皮をはいで靴を作る。
You'll be hearing from me (僕から聞くことになるだろうよ)って感じかな。実際には違うじゃないねぇ。
→吹き替えの「靴にしてやる」がなんか!!笑ったんですけど!!字幕の方が分かり易いですね。

J:What happened there?
吹:どういうことだ?
字:どうなった?

SH:Someone changed his mind. The question is, who?
吹:誰かがあいつの気を変えた。問題はそれが、誰かってことだ。
字:誰かが彼の気を変えた。問題はそれが誰かだ。

IR:Well, now, have you been wicked, Your Highness?
吹:殿下、あなたはいけない子でしたか?
字:悪い子だったの? 殿下。

WOMAN:Yes, Miss Adler.
吹:はい、ミスアドラー。
字:はい、アドラーさん。
→吹き替えは「ミス」 字幕は「さん」 か。
→どーでもいいが、ここの吹き替えの言い方がどうも好かぬ。過剰だよな、演技が…。

SH:What are you typing?
吹:何を打ってる?
字:それは?

J:A blog.
吹:ブログ。
字:ブログ。

SH:About?
吹:ネタは?
字幕なし
→ネ、ネタ…。なんつーか、吹き替えはシャーロックの持つ気品が無くないか? dinnerを「メシ」て言ったり…。

J:Us.
吹:僕ら。
字:僕たちの

SH:You mean me.
吹:つまり僕。
字:僕の。

J:Why?
吹:なんで。
字:なぜ。

SH:Well, you're typing a lot.
吹:沢山書いてるから。
字:書いてる量が多い。

SH:Right, then. So, what have we got?
吹:来たぞ。さて、何かな。
字:今度は一体、何だ?

Client1:My wife seems to be spending a very long time at the office.
吹:うちのカミさん、職場にいる時間が長すぎると思うんです。
字:妻が職場にいる時間が長いんです。

SH:Boring.
吹:つまらん。
字:退屈。

C2:I think my husband might be having an affair.
吹:うちの亭主、浮気してるみたいなのよね
字:夫が不倫してるかも。

SH:Yes.
吹:してます。
字:してる。

C3:She's not my real aunt, she's been replaced. I know she has. I know human ash.
吹:これは伯母じゃありません。別人ですよ。分かるんです。遺灰から感じる。
字:伯母の遺灰がすり替えられた。俺には分かる。灰に詳しい。
I know human ash だから字幕の「灰に詳しい」の方がいいね。吹き替えはかなり意訳って感じだ。

SH:Leave.
吹:帰れ。
字:帰って。

C4:We are prepared to offer any sum of money you care to mention for the recovery of these files.
吹:もしこれらの書類を取り返して頂けるのなら、謝礼はおっしゃる額で構いません。
字:ファイルを回収してくれたら金はいくらでも払う。
→吹き替えはだいぶ丁寧。発音的にどうなのだろう、丁寧なのかな?見た感じ、偉そうにふんぞり返ってるから字幕のような素っ気なさがあってもいいと思う。そこにイラッとしたからシャーロックは突っぱねたのかな、と。ジョンは money の辺りで凄く反応してるけど笑。

SH:Boring!
吹:つまらん!
字幕なし

C5:We have this website, it explains the true meaning of comic books, 'cause people miss a lot of the themes. Uh, but then all the comic books started coming true.
吹:僕たちのサイトでは、あるコミックに隠された本当の意味を解説してるんですけど、なんと描かれてることが全部現実になっちゃったんです。
字:漫画のサイトをやってる。深淵なテーマの“通訳”を。漫画の物語が現実に起こる現象が。
→吹き替えの「なんと」がウケる。
→字幕の「深淵なテーマ」てどっから来た?the true meaning
→'cause people miss a lot of the themes(みんなが気付いていない多くのテーマ)

SH:Oh, intresting.
吹:ほう。面白い。
字:それは興味深い。

SH:"Geek Interpreter", what's that?
吹:「オタクな通訳」ってなんだ?
字:「オタクな通訳」?

J:That's the title.
吹:これタイトル。
字:タイトルだ。

SH:What does it need a title for?
吹:それ必要か?
字:何のタイトル?
→ここ意味が分からない…。訳じゃなくて、セリフそのものが。シャーロックは何を言いたかったのだ?シャーロックだってサイト持ってるんだから、記事にタイトルが必要ってことはわかってるんじゃないのかなぁ???

SH:Do people actually read your blog?
吹:君のブログに読者はいる?
字:ブログに読者が?
→なんかつまらぬ訳だなァ。
→(みんな本当に君のブログを読んでるのかね?)

J:Where do you think our clients come from?
吹:いるからクライアントが来る。
字:だから依頼に来る。
→ううむ、ここも…。皮肉を…皮肉をちゃんと伝えておくれ…。
→(どこから僕らの依頼人が来ると思ってる?)

SH:I have a website.
吹:僕もサイトが。
字:僕のサイトも。

J:In which you enumerate 240 different types of tobacco ash. Nobody's reading you website. Right, then, dyed blonde haire, no obvious cause of death except for these speckles, whatever the are.
吹:誰が異なる240種類のタバコの灰についてなんて記事読むもんか。さてと、髪は染めたブロンド、死因は見当たらないがまだらが見られる。何か分からないが。
字:“タバコの灰、240種の一覧”なんて誰が読む? 染めたブロンド。外観からは原因不明。ただし何かの斑点が。
→ふたつのセンテンスを繋げて訳してしまってますか…。Nobody's reading you website.が面白いのになあ。(誰も君のサイト読んでないよ)って!あは!

SH:Oh, for God's sakes!
吹:いい加減にしとけ。
字:くだらない。
→字幕、「くだらない」とまで訳してしまっていいのか?行き過ぎでは?

J:What?
吹:何が
字幕なし

SH:"The Speckled Blonde"?
吹:「まだらのブロンド女」?
字:「まだらのブロンド女」?

Child:They wouldn't let us see Granddad when he was dead. Is that 'cause he'd gone to heaven?
吹:死んだおじいちゃんに会わせてもらえなかったの。天国に行っちゃったから?
字:死んだおじいさんに会えなかった。天国へ行ったから?
granddadgrandfatherの幼児語ですな。だから字幕はなんか…。吹替えの方がletもちゃんと訳されてていいですね。

SH:People don't really go to heaven when they die, they're taken to a special room and burned.
吹:違うよ。死ぬと特別な部屋へ連れて行かれて焼かれるんだ。
字:天国ではなく火葬場へ運ばれた。
→字幕よう(笑。

J:Sherlock...
吹:シャーロック。
字:シャーロック。

L:There was plane crash in Dusseldorf yesterday. Everyone dead.
吹:昨日デュッセルドルフで旅客機が墜落した。全員死亡だ。
字:昨日デュッセルドルフで航空機が墜落。生存者なし。

SH:Suspected terrorist bomb. We do watch the news.
吹:爆破テロだってねえ。ニュースぐらい見る。
字:ニュースで爆弾テロだと。

J:You said "boring" and turned over.
吹:つまらんって言ってたくせに。
字:君は“退屈”と。
→このジョンのセリフのあと、シャーロックが彼を2度見するのがとても好き。

L:Well, according to the flight details, this man was checked in on board. Inside his coat he's got a stub from his boarding pass, napkins from the flight, even one of those special biscuits. Here's his passport, stamped in Berlin airport. So this man should have died in a plane crash in Germany yesterday, but instead he's in a car boot in Southwark.
吹:乗客名簿によればこの男は確かにその便に乗っていた。コートのポケットに搭乗券と機内食のナプキンとビスケットが入ってた。ヤツのパスポートはベルリン空港のスタンプが。昨日の事故で死んだはずなのになぜかここサザークで車のトランクの中から発見された。
字:この男は搭乗手続きをしていた。所持品には搭乗券、機内で出すナプキンや菓子も。パスポートにはベルリンのスタンプ。彼は事故機に乗っているはずだった。だが車のトランクに。

J:Lucky escape.
吹(シャーロック):運のいい奴だ。
字:墜落は免れた。
→?????吹き替え、なぜシャーロックのセリフに??

L:Any ideas?
吹:何か考えは?
字:推論は?
→前のセリフでジョンがLucky escapeなんてつまらないこと言ったから、それを受けてレストレードが(他に案は?)てシャーロックに尋ねたんじゃないの?

SH:Eight so far. Okay, four ideas. May be two ideas.
吹:今のところ8つ。4つに絞れた。2つに絞れたかも。
字:今のところ8つ。推論は4つ。恐らく2つ。

SH:No, no, no, don't mention the unsolved ones.
吹:おい、未解決事件のことは書くな。
字:未解決事件は載せるな。

J:People want to know you're human.
吹:人間臭い君はウケる。
字:君の人間的な面を。
→(みんな君が人間であることを知りたがってる)

SH:Why?
吹:なんで。
字幕なし

J:Because they're interested.
吹:みんなのツボ。
字:ウケる。
→ツ、「ツボ」…。そして「ウケる」…。

SH:No, they're not. Why are they?
吹:バカな、なんで?
字:ありえない。
→吹き替え、「バカな」って(笑。

J:Hmm, look at that. One thousand, eight hundred and ninety-five.
吹:ふふん、見ろ。アクセス数1895。
字:見ろよ。1895件だ。

SH:Sorry, what?
吹:何だって?
字:何が。
→うーん、まぁ英語詳しくないんで分からないんですが、ここちゃんとsorryて言ってるんですよね。what?だけではなくてSorry, what?なんですよね。丁寧さが出てると思うんですよね…。

J:I reset that counter last night. This blog has had nearly 2,000 hits in the last eight hours. This is your living, Sherlock, not 240 different types of tobbaco ash.
吹:夕べカウンターをリセットしておいたんだ。8時間で2000近いアクセスってことだよ。お陰で君に依頼が来る。240のタバコの灰の話じゃない。
字:昨晩リセットしたのにもうこんなにアクセスが。240種類の灰よりも君の生活の糧になる。
This is your livingがずっと分からなかった。(僕のブログのお陰で君の生活がある)とかいう訳?やーだ、ジョンが養ってるみーたーいー。

SH:Two handred and forty-three.
吹:243。
字:243種類。

SH:So, what's this one? "Bellybutton Murders" ?
吹:タイトルは何に?「水兵ヘソゴマ事件」?
字:今度のタイトルは「腹出し殺人事件」?
→なぜ「水兵」なのだろう?

J:"The Navel Treatment" ?
吹:「海軍治療事件」?
字:「へそ事件」
→「海軍」?

L:There's a lot of press outside, guys.
吹:マスコミが外に押し寄せてる。
字:外にマスコミが。

SH:Well, they won't be interested in us.
吹:目当ては僕たちじゃないだろう。
字:僕らには無関心だ。

L:Yeah, that was before you were an internet phenomenon. Couple of them specifically wanted photographs of you two.
吹:いやあ、今の君たちはネットで注目されてる。君たち2人の写真を撮りたくてわざわざ来ているやつもいるぞ。
字:今や君はネットのスターだ。君たち2人の写真を撮りたがってる者も。
→2人の写真を撮りたがってる者www Tumblrの民とかですか。

SH:For God's sake! John.Cover your face and walk fast.
吹:まったく。ジョン。被って、早く歩け。
字:なんてことだ。ジョン。顔を隠して早足で歩け。
For God's sake!と言うシャーロック。ここ、私には意外に映りまして。今までシャーロックは他人に自分や、自分とジョンの関係をどう言われようとも全くもって気にしていなかったのに、ここで初めてうんざりした顔をします。一方でジョンはまんざらでもないって顔(笑)ま、ジョンの方は置いておくとして…。どうしてだろう、シャーロック?単に写真撮られたりマスコミに騒がれるのが面倒だって思っただけかな?なんかね、私は違和感があるのよね…。

L:Still, it's good for the public image, big case like this.
吹:でも顔は売れるぞ。こんな大事件なら。
字:こういう大事件はイメージアップになる。

SH:I'm a private detective, the last thing I need is a public image!
吹:私立探偵が顔を売ってどうするんだ。
字:探偵にイメージは必要ない。
→字幕はつまらん訳だのう。吹き替えは大変分かり易くていいですね!

IR:Hello, I think it's time, don't you?
吹:もしもし。そろそろ時間だと思わない?
字:そろそろ頃合いじゃない?
→字幕が秀逸だと思った!!「頃合い」!!!素晴らしい!

H:Oh! Ugh! Oh, dear! Thumbs?
吹:何これ。親指!
字:なんてこと。親指だわ。

C6:The door was... The door was...
吹:ドアが…ドアが…
字:ドアが…開いてて…。

H:Boys! You've got another one!
吹:あなたたち!また依頼みたい!
字:ちょっと、また依頼人が来たわよ。
Boys!の訳し方は吹き替えの方がいいが、まー、Boys!そのままに勝るものはないよね。

SH:Tell us from the start, don't be boring.
吹:最初から聞かせろ。面白いんだろうねえ?
字:最初から話して。退屈なのはお断り。

〜回想シーンはカット〜

POLICE:Sir, phone call for you.
吹:警部、電話が入ってます。
字:お電話です。

CA:Carter.
吹:カーターだ。
字:カーターだ。

L:Have you heard of Sherlock Holmes?
吹:シャーロック・ホームズを知ってるか?
字:シャーロック・ホームズを?

CA:Who?
吹:誰?
字:知らん。
→字幕、だいぶぶっきらぼう笑。レストレードとカーターの関係性が不明だ。同僚なのかな?どっちかの方が身分上って感じでもない。

L:Well, you're about to meet him now. This is your case, it's entirely up to you, This is just friendly advice, but give Sherlock five minutes on your crime scene and listen to everything he has to say. And as far as possible, try not to punch him.
吹:もうすぐ彼がそっちに行く。これは君の事件だからどうするかは君に任せるが、シャーロックに5分間現場を見せてやれ。そして彼の意見を聞くといい。ただし我慢しろよ、殴らんように。
字:もうすぐ会える。これは君の捜査だが助言しておく。彼に5分間現場を見せろ。彼の言葉に耳を傾けるんだ。殴りたくなる衝動は抑えろ。
→うーむ、everything が訳されてないな。listen to everything he has to say(彼の言うこと全てを聞け)これ、かなりレストレードからのシャーロックへの信頼が伺えるセリフだと思うんだけど。
as far as possibleも。(出来る限り)(可能な限り)でいいじゃない!さりげない爆笑セリフですよ。

P:Okay. Sir, this gentleman says he needs to speak to you.
吹:はい。こちらの方が警部にお話があるようです。
字:こちらの方が……
→字幕!!笑!しかし、これでも意味が通じるんだよね、凄いよね言葉って。

CA:Yes, I know. Sherlock Holmes.
吹:ああ、分かってる。シャーロック・ホームズ。
字:聞いてる。ホームズ?

J:John Watson. Are you set up for Wi-Fi?
吹:ジョン・ワトソン。ここネット使えます?
字:ワトソンです。ネット接続は?

J:You realise this is a tiny bit humiliating?
吹:これはちょっと屈辱的だと思わないか?
字:こんなの不本意だな。
→サテ、これは意見が分かれるところ。感覚ですが、吹き替えだと寝起きのシーツ姿のシャーロックを見せつけられてて「屈辱的だ」と言ってるように感じます。字幕ですと、寝ていてシャーロックの代わりに現場へ行って遠隔操作で色々やられるのが「不本意」だと言ってるよう。
→これ主語youなのか。(君はこれが僕にとって少しばかりhumiliatingだと分かってんのか?)とか?

SH:It's okay, I'm fine. Now, show me to the stream.
吹:僕は構わん。さてと、川が見たい。
字:僕は平気だ。小川までの様子を。

J:I didn't really mean for you.
吹:君は構わなくてもね。
字:僕が不本意なんだ。
→(お前の話をしてるんじゃないって言ってんだ)って感じか。うける。

SH:Look, this is a six. There's no point in my leaving the flat for anything less than a seven, we agreed. Now, go back, show me the grass.
吹:レベル6の事件だ。7未満じゃ僕は現場には出向かない。決めたろ。おい戻れ。草を見せろ。
字:重要度6の事件だ。7未満なら僕は現場に出ないと同意を。下がって。草を見せて。
→これ、単純に英語台詞ではどうしてsixだけなんだろうってずっと思ってる。吹き替えの通り、level six とか言ってくれたら良かったのに。初めて見た訳が、これ「6時」てなってたんですよね。そう勘違いしたって仕方ないよなあ…。

J:When did we agree that?
吹:いつ僕が同意した?
字:同意って?
weです。私の好きなweです。シャーロックとジョンの2人って意味のweです!!訳してくれ!!(いつ僕らが同意した?)でもいいじゃない!!

SH:We agreed it yesterday. Stop. Closer.
吹:昨日同意した。ストップ!近付け。
字:昨日話したろ。止まれ。近付いて。
weです…。

J:I wasn't even at home yesterday, I was in Dublin.
吹:昨日はうちじゃなくダブリンに居た。
字:昨日僕は留守だった。
→うふふ、ここ英語のhomeもいいけど吹き替えの「うち」もいいですね。当たり前なんだけど221Bのあのフラットを「我が家」と認識してるジョンが愛おしい。

SH:It's hardly my fault you were'nt listening.Shut up!
吹:聞いてない君が悪い。うるさいんだよ!
字:でも僕は話した。うるさいんだよ!
fault…欠点、落ち度、責任
→(僕のせいじゃない、君が聞いていなかったんだ)

J:Do you just carry on talking when I away?
吹:僕が留守にしてる時にも僕に話し掛けてるの?
字:僕の留守に独り言を?
→これは断然、吹き替えがいいですね!字幕は台無しだ、「独り言」だと?違う!ジョンに対して話続けていたんだッ!!
→しっかしこのセリフは凄い。ジョンがいなくてもジョンにしゃべりかけ続けるシャーロック。後半でも見られますが、ジョンが隣にいることが当たり前になってるシャーロックて…。

SH:I don't know, how often are you away? Now, show me the car that backfired.
吹:知らん。いつ留守にした?ほれ、バックファイヤーした車はどこだ?
字:意識してない。バックファイヤーを起こした車を。
→吹き替えの「ほれ」には笑った。
→字幕の「意識してない」はなんかなぁ…。凝縮させればそういう意味なんだろうけど。まあ、上手いと言えば上手い…けど…。

J:It's there.
吹:あそこ。
字:あれだ。

SH:That's the one that made the noise, yes?
吹:音は車が立てたものか?
字:大きな音がした?

J:Yeah. If you're thinking gunshot, there wasn't one. He wasn't shot, he was killed by a single blow to the back of the head from blunt instrument, which then magically disappeared, along with the killer. It's got to be an eight, at least.
吹:ああ、バックファイヤーの音で銃声じゃない。彼の死因は銃に撃たれたのではなく背後から鈍器で殴られたことだ。だが凶器は魔法のように消え去った。犯人も消えた。少なくともレベル8だ。
字:そうだ。発砲を疑ってるならそれはなかった。銃創はない。死因は後頭部への鈍器による一撃。凶器も犯人も消えた。重要度8では?

CA:You've got two more minutes, they want to know more about the driver.
吹:あと2分だぞ。あの車を運転していた男は?
字:2分で終えて車の男性の話を。

SH:Oh, forget him, he's an idiot. Why else would he think himself a suspect?
吹:彼はただのバカだ。でなきゃ自分がやったなんて思わん。
字:彼はバカだ。だから“自分が殺した”と。
→あっ…!そうなんだ勘違いしてた。私はここを(彼は自分が疑われてると思ってる)だと思ってた。そっか、suspectだもんね、受け身でも何でもないわ。そうなのか、あのドライバ、自分が殺したって思ってたのか!

CA:I think he's a suspect.
吹:私は怪しいと思う。
字:私はそう疑ってる。

SH:Pass me over.
吹:ちょっと替われ。
字:替われ。

J:All right, but there's a mute button and I will use it.
吹:分かった。でも変なこと言ったらミュートボタン使う。
字:必要な時は消音ボタンを押すぞ。
→これ吹き替えも字幕もウケるな。「でも変なこと言ったら」「必要な時は」ってこれら英語セリフには入ってないですよね? I will use it は「(ボタンを)押す」て意味だもんね?

SH:Up a bit! I'm not talking from down here!
吹:もっと上!下からじゃ話にくい。
字:カメラの位置が低すぎる。
→これってジョンの背の低さを揶揄ってたりするのかな。

J:Okay, just take, take it.
吹:分かった。はいどうぞ。
字:彼と話して。

SH:Having driven to an isolated location and successfully committed a crime without a single witness, why would he call the police and counsult a detective? Fair play?
吹:人気のない場所で誰にも見られず人殺しを成功させた犯人がなぜ警察を呼び探偵に相談するんです。
字:目撃者なしに殺人に成功したならなぜ警察や探偵に知らせる?
→吹き替えは敬語!

CA:He's trying to be clever. It's over-confidence.
吹:上手く立ち回ってるつもりなんだろ
字:利口に立ち回ってる。
→(クレバーであろうとしてるんだ。自信過剰なんだよ)

SH:Did you see him? Morbidly obese, the undisguised halitosis of a sigle man living on his own. The right sleeve of an internet porn addict and the breathing pattern of an untreated heart condition, low self-esteem, tiny IQ a limited life expectancy and you think he's an audacious criminal mastermind? Don't worry, this is just stupid.
吹:彼に会いました?病的な肥満体。独り暮らしの独身男特有の臭い息、趣味はネットでポルノを見ること。あの息遣いからして心臓の病気はあるが治療は受けておらず自尊心もIQも低く余命も少ない。そんな男が天才犯罪者?心配ない、バカ話だ。
字:彼を見ただろう? 肥満体で口の臭い独り者。右袖からネット・ポルノ依存。息から心臓疾患の兆候。自尊心とIQが低く余命も短い。その彼が知能犯だと?バカげた推理だ。

C6:What did you say? Heart what?
吹:心臓が病気って言わなかったか?
字:さっき僕のことを?
→字幕…。heartが全く入っておらん。

SH:Go to the stream.
吹:川の方へ。
字:小川へ。

CA:What's in the stream?
吹:川が何だ?
字:何がある?

SH:Go and see.
吹:行って見てみろ。
字:行け。

H:Sherlock! You weren't answering your doorbell.
吹:シャーロック!何でドアベルを無視するの!
字:シャーロック。呼び鈴に応えなきゃ。
→こういう文章って難しい。直訳すると(あなたは自分のドアベルに応えていません)whymustも入っていない。
your doorbellなんだなぁ。英語の感覚って分からん。あなた宛ってニュアンス?

MAN:His room's through the back, get him some clothes.
吹:奥の部屋から服を取って来い。
字:彼の服を持って来い。
→なんでこの人、シャーロックの部屋の場所知ってるのよブハハ。マイクロフト経由か、そりゃ知ってるか。

SH:Who the hell are you?
吹:あんたら誰?
字:誰だ。
hellのニュアンスってまた難しいんだろうな。口を汚くすればいいってもんじゃないしね。強い感じ?あざけり?

MAN:Sorry, Mr Holmes...You're coming with us.
吹:失礼、ミスター・ホームズ。ご同行願います。
字:ホームズさん。ご同行を。
→これも。mustも入ってないし。ほんと、ニュアンスで取るしかないんだよね。

J:Sherlock, what's going on?
吹:シャーロック、何があった?急に切れた。何でだろう?
字:なぜか切れた。
→字幕、シンプルー!!!

P:Dr Watson?
吹:ワトソンさん?
字:ワトソン先生?

J:Yeah.
吹:ああ。
字幕なし

P:It's for you.
吹:あなたにです。
字:先生に。

J:Okay, thanks.
吹:ありがとう。
字:出る。
→字幕www

P:Uh, no, sir, the helicopter.
吹:電話じゃなく、ヘリがです。
字:電話ではなくヘリです。

MAN:Please Mr Holmes, where you're going you'll want to be dressed.
吹:お願いします。服を着た方が賢明ですよ。
字:服を整えて行くべき場所です。
→(あなたが服を着たくなる場所です)

SH:I know exactly where I'm going.
吹:どこへ連れて行かれるか分かった。
字:行き先は分かった。
exactlyが大事なのだよね。(完璧に分かった)とかね。

〜宮殿〜

J:Are you wearing any pants?
吹:パンツ履いてる?
字:パンツは?
anyにそこはかとない笑いが…。なんと言うか、これはどうしたって日本語では訳せないよね。いや、私が勝手にそう取ってるだけで、実際は違うのかもしれないけど。
any pants? で、複数形だ。直訳すれば(あらゆるパンツ)ですか。大笑い。つまりここに含まれるニュアンスとしては、「パンツのひとつも身に着けていないのか?」て感じ。ただ「裸なの?」「パンツ履いてないの?」じゃなくて、「パンツ以外にも何も履いてないの?」とか、あ〜、言葉にしづらい!

SH:No.
吹:いいや。
字幕なし

J:Okay. At Buckingham Palace. Right. I am seriously fighting an impulse to steal an ashtray. What are we doing here, Sherlock? Seriously, what?
吹:ああそう。バッキングダム宮殿だ。今灰皿を盗みたい衝動と戦ってる。なんでこんなところに?シャーロック、真面目な話、なぜ?
字:バッキングダム宮殿だ。記念に灰皿を盗みたくなる。一体なぜ僕らはここにいるんだ?
→吹き替えが珍しく直訳。
→字幕ぅ…。「記念に灰皿を盗みたくなる」ってどっから来た…。

SH:I don't know.
吹:知らない。
字:さあ。

J:Here to see the Queen?
吹:陛下に謁見か?
字:女王に謁見を?

SH:Oh, apparently, yes.
吹:ああ、間違いない。
字:女王が来た。
apparently…どうやら、明白に
→このapparentlyはどう訳すのだろうか。実際には女王には会わないのだから、(そのようだ)って訳なんかがいいと思うんだけど。字幕はなんか…遊んでる?

MY:Just once can you two behave like grownups?
吹:一度でいいから大人らしく振舞ってみたらどうだ。
字:君らはなぜそんなに子供っぽいんだ。
→おお、吹き替え良いな。
→字幕、意訳してるねえ、さっきから。

J:We solve crimes, I blog about it and he forgets his pants. I wouldn't hold out too much hope.
吹:事件を解決してブログを書くとかパンツを履き忘れるとかで精いっぱい。
字:裸の探偵とブロガーじゃ仕方ない。
→字幕、つまらん訳。
hold out…差し出す、約束する、手にとどめておく、抵抗し続ける
I wouldn't hold out too much hope.これ難しいな。吹き替えだとhold outを「精いっぱい」と訳したのか。(私は沢山の希望を抱え込まないのです)とか?(多くの希望を持たない)て感じかな。
→(僕らは事件を解決し、僕はそのことをブログに書き、彼は自分のパンツを忘れた。僕は多くの望みを持たないんです)=(事件も解決してブログに書いて、シャーロックはパンツを忘れる、これ以上に望みがあるか?)とか??分からん。

SH:I was in the middle of a case, Mycroft.
吹:事件の調査中だった。
字:捜査中だった。

MY:What, the hiker and the backfire? I glanced at the police report, a bit obvious, surely?
吹:車のバックファイア事件か。報告書を見たが真相は明らかだ。
字:ハイカーが死んだ事件?結論は明白だろう。
a bit obviousとか頭抱える。(少しの当然)やめてくれー。

SH:Transparent.
吹:明白だな。
字:簡単だった。
→いやあ、ここねえ!私ずっと分からなかったんですよ!!字幕のお陰でよ〜〜やく!スッキリした!
→いっこ前のマイクロフトのセリフからして、マイクロフトは事件の謎をすっかり解いていた。そしてシャーロックも。だから「解決は簡単だった」ってシャーロックは言ってる。
→でもね、私はずっと、このtransparentはシャーロック達が今現在何の事件を追ってるかを知っているマイクロフトに対して「お見通しだな」って言ってる、いわばマイクロフトへの褒め言葉だと思ってたの!!なんで不仲な兄貴に対して、シャーロックが「お見通しだな」なんて言うんだろうって、ずっと!!半年以上ずっと謎だった。はあ〜、すっきり!!

MY:Time to move on, then. We are Buckingham Palace, at the very heart of the British nation. Sherlock Holmes, put your trousers on!
吹:ならば次の事件へ行こう。ここはバッキングダム宮殿。まさに英国の中心だ。シャーロック・ホームズ、ズボンを履いて貰う。
字:では次の事件を。イギリスの中心たる宮殿の中だぞ。シャーロック、ズボンをはけ。
→どうでもいいんだけど、put your trousers onをまんま例文として覚えておけばどこに目的語が入るのかすぐ分かるね。受験の時に出会っていたかった。

SH:What for?
吹:理由は。
字:なぜ。
→(何のために?)

MY:Your client.
吹:依頼人だ。
字:依頼人が。
→ここはforが隠れているのかな、for your client.

SH:And my client is?
吹:だからそれは誰だ。
字:依頼人は誰だ?

HA:Illustrious, in the extreme. And remaining, I have to inform you, entirely anonymous. Mycroft.
吹:高名な方だ。輝かしい方だ。だがその御方のお名前を口にすることは控えよう。マイクロフト。
字:極めて高名なお方だ。匿名での依頼ということになる。マイクロフト。
→ I have to inform you, entirely anonymous.(私はあなたに伝えなければならない、完全なる匿名と)
→高飛車と言えば高飛車。匿名でも構わないだろう、名を言うつもりはない、という高圧的な態度だ。そこにイラッとしたシャーロックが、「依頼を受けない」とか色々嫌味を言うんじゃないかな。しょっぱなからこの態度じゃ、やる気なくすよねー。
→ところでこのハリーさん役、「英国王のスピーチ」でも宮殿勤めの人として出ていましたね。皇室専門の俳優?(笑。

MY:Harry. May I just apologise for the state of my little brother?
吹:ハリー。お詫びするよ。弟があんな格好で。
字:ハリー。弟がこんな格好ですまない。
→may I~?の使い方って面白い。Reichenbachでもジムが使うけど、(〜してもいい?)というニュアンスが入ってて、ここなら(弟のありさまについて謝罪させて貰ってもいいだろうか?)かな。遠回しな感じがとてもいい。

HA:A full-time occupation, I imagine. And this must be Dr John Watson, formerly of the Fifth Northumberland Fusiliers?
吹:仕事で忙しいんだろう。ジョン・ワトソン君。第5ノーサンバランドフィージリアス連隊。
字:寸暇もないようだ。元歩兵連隊のジョン・ワトソン先生?
→ツイッターである人が呟いてたけど、「仕事で忙しいからって裸ってどうよww」ってホントそうだよなww
a full-time occupationか。(全ての時間が仕事)(仕事が生活そのもの)

J:Hello, yes.
吹:初めまして。
字:そうです。

HA:My employer is a tremendous fan of your blog.
吹:私の雇い主は君のブログを見てる。
字:私の主人は君のブログのファンだ。

J:Your employer?
吹:雇い主?
字:主人?

HA:Particularly enjoyed the one about the aluminium crutch.
吹:アルミの杖の話が特にお好きでね。
字:特に「アルミの松葉杖事件」が。
Baskervilleでもボブさんがこの話好きだけど。なんで。

J:Thank you.
吹:どうも。
字:(なし)

HA:And Mr Holmes the younger, you look taller in your photographs.
吹:そして若い方のホームズ君。写真の方が背が高いね。
字:ホームズさん。写真のほうが背が高く見える。

SH:I take the precaution of a good coat and a short friend. Mycroft, I don't do anonymous clients. I'm used to mystery at one end of my cases, both ends is too much work. Good mornign.
吹:いいコートと背の低い友人のお陰です。匿名の依頼人は断る。ミステリーは事件だけで沢山だ。依頼人までミステリー。それでは。
字:背の低い友人のおかげ。匿名の依頼は断る。事件以外の謎を抱え込む気はない。では。
→字幕ゥ!コートのくだりバッサリカットかい。
I'm used to mystery at one end of my cases, both ends is too much work.これ聖典にあるセリフだっけ。一端に事件の謎が掛かっているのに、もう一端に匿名の依頼人なんて謎をぶら下げたくない、とかそんな?

MY:This is a matter of national importance. Grow up!
吹:これは国家の一大事なんだ。大人になれ。
字:国家の大事だぞ。大人になれ。

SH:Get off my sheet!
吹:シーツを踏むな!
字:足をどけろ。
→これ吹き替えと字幕両方合わせたらいいじゃないの。(シーツから足をどけろ!)
→ネイティブの人にはなんでもないようなことだけど、英語の所有格は本当に面白い。my sheetなんだよね。that sheetとかじゃなくてmy sheetです。面白くない?そうですか。

MY:Or what?
吹:嫌と言ったら?
字:さもないと?

SH:Or I'll just walk away.
吹:裸のまま帰る。
字:裸で立ち去る。

MY:I'll let you.
吹:ご自由に。
字:どうぞ。
letを使ってるのがもう!アハハハ!(許可しよう)って、マイクロフトも高飛車。

J:Boys, please. Not here.
吹:このへんでやめましょう。
字:もうその辺で。
→ハドソンさんの時もそうだが、boysが訳されてない…。(ご兄弟、お願いですからここではやめましょう)

SH:Who is my client?
吹:誰だ、その、匿名の、依頼人は!
字:その依頼人とは誰なんだ?

MY:Take a look at where you're standing and make a deduction. You are to be engaged by the highest in the land. Now, fot God's sake! Put your clothes on!
吹:今いる場所を見て推理してみろ。この国で最も高い地位にいる御方だ、分かるだろう!分かったら服を着ろ!
字:今いる場所から推理しろ。この国で一番高位の方だ。服を着ろ。
for God's sake! のところでマイクロフトはハリーさんを振り返ります。あれって単に大声出しちゃったから?それとも for God's sake! て格式ばった場所ではあまり使わない方がいい言葉?
Put your clothes on これも例文として丸暗記。あれ、さっきはtrousers(ズボン)だったのに今回はclothes(服)になってる。さっきズボンって言ったのはパンツに対するアレ?

MY:I'll be mother.
吹:お母さん役だ。
字:私が注ぐ。
→なるほどねぇ(笑。

SH:And there is a whole childhood in a nutshell.
吹:紆余曲折の子供時代だったんだ。
字:子供の頃から仕切り屋だ。
→なるほどねぇえ(笑。もうこれに関しては以前やりましたので。「吹替突っ込み隊『ベウグラーヴィアの醜聞』http://momo-sherlock.seesaa.net/article/287656003.html」のコメント欄をどうぞ。

HA:My employer has a problem.
吹:雇い主は困っておられる。
字:主人に悩みごとが。

MY:A matter has come to light of an extremely delicate and potentially criminal nature and in this hour of need, dear brother, your name has arisen.
吹:ある事態が明らかになった。法に触れる恐れもあるものだ。この非常事態に、弟よ、お前の名前が挙がった。
字:デリケートな問題で犯罪に発展しかねない。この困難に際し我が弟に白羽の矢が立った。
→字幕、「白羽の矢」!!!シャーロックは生贄か? 「白羽の矢」ってのは当然、昔むかし生贄を決めるのに空に矢を射て、矢が刺さった家の人間を差し出すってやつですね。若い娘がセオリーなわけですが。つまり「白羽の矢」て必ずしも名誉なことではなく、むしろ不幸な役回りとか押し付けられた結果とか、そういう意味なのですよ。字幕の訳者さんがどこまで考えてこの訳にしたのかは不明だけど、図らずも当たってるわね…。生贄ですよ、シャーロック。

SH:Why? We have a police force of sorts, even a marginally secret service. Why come to me?
吹:なぜ?警察もシークレットサービスもいるじゃないか。なんで僕の所へ?
字:警察も情報機関も存在する。なぜ僕に?

HA:People do come to you for help, don't they, Mr Holmes?
吹:人は困ると君の所へ来る。
字:多くの人が君に依頼を。

SH:Not to date anyone with navy.
吹:んん、海軍を持ってる人は来ない。
字:一般の人々がね。
→字幕…。字幕ではハリーさんの正体がむわぁったく(全く)分からない。ただでさえ正体不明の人なのに。一切身分を語らないハリーさんの、正体をシャーロックがとっくに見破っていたってセリフではないのか?違うのかな?ジョンも驚かずフン、て笑ってるから、ジョンもハリーさんの正体分かってたのかな??

MY:This is a matter of the highest security and therefore of trust.
吹:最高機密だから信頼出来る筋に頼みたい。
字:極秘事項だ。信用できる人間に。

J:You don't trust your own secret service?
吹:シークレットサービスは信頼出来ない?
字:情報機関に信用は?
→最後にクエスチョンマークついてるのに冒頭が疑問文じゃないですよ…。受験英語がガラガラと瓦解してゆく。

MY:Naturally not. They all spy on people for money.
吹:もちろん。金の為にスパイする。
字:プロのスパイなど信用できない。
→んぬおおおお〜〜〜字幕ううう〜〜〜!!こ、ここは…だから、ここはさあ…!!
→Tumblrに素晴らしい考察が上がってますよ。どうぞ。http://momobelieveinsherlock.tumblr.com/post/26517661853

HA:I do think we have a timetable.
吹:早く本題に入ろう。
字:時間に限りが。
→ここは自分で訳してる時に泣いた。なるほどお、こういう訳になるのか!!

MY:Yes, of course. What do you know about this woman?
吹:ああそうだな。この女を知っているか?
字:そうだった。この女性を?

SH:Nothing whatsoever.
吹:いいや、全く知らない。
字:知らない。
→字幕みじかッ!!「知らない」だったらね、NoとかI dont't knowでいいわけですよ。でもNothing whatsoeverなんだから、吹き替えみたいに訳すのがいいと思う。

MY:Then you should be paying more attention. She's been at the centre of two political scandals in the last year and recently ended the marriage of a prominent novelist, by having an affair with both participants separately.
吹:もっと注意を払うべきだな。彼女は去年ふたつの政治スキャンダルの渦中にいた人物。そして最近著名な作家が結婚生活に終止符を打った。理由は夫も妻も彼女と関係を持ったから。
字:もっと世情を知るべきだ。2件の政治スキャンダルの中心人物だ。最近は有名作家の離婚の原因に。彼女が夫と妻両方と関係を持ったせいだ。

SH:You know I don't concern myself with trivia. Who is she?
吹:僕はそういうことには興味がない。で、誰?
字:瑣末情報は要らない。誰なんだ。
→吹き替えの「そういうこと」だと漠然としすぎてるかなあと。セリフにtriviaてちゃんとあるんだから。

MY:Irene Adler, professionally known as The Woman.
吹:(溜め息)アイリーン・アドラー。職業上はあの女(おんな)として知られている。
字:アイリーン・アドラー。業界での呼び名は“あの女”
→なんか吹き替えだとマイクロフト兄さんが溜め息をついていたんで(笑。

J:Professionally?
吹:職業って?
字:業界?
→業界かあ…。なんの業界。

MY:There are many names, for what she does, she prefers "dominatrix".
吹:さまざまな呼び方があるが彼女自身は女王様と。
字:彼女は自分の仕事を“女王様”と称している。
→字幕!!?なんだその訳!? preferどこ行った!?

SH:Dominatrix.
吹:女王様。
字:女王様。
→わたしSM嬢だとばかり…。

MY:Don't be alarmed. It's to do with sex.
吹:怖がらんでいい。セックスでの呼び名だ。
字:セックスの話だが怖がるな。
→吹き替えも字幕も「怖い」と訳しますか…。いいのかなそれで…。

SH:Sex doesn't alarm me.
吹:セックスなんて怖くない!
字:怖くはない。

MY:How would you know? She provides, shall we say, recreational scolding for those who enjoy that sort of thing and are prepared to pay for it. These are all from her website.
吹:どうして分かるんだ。要するにアイリーンは、痛めつけられることを好む客から金を貰ってそういうプレイを提供する。サイトに載っていた画像だ。
字:知らないくせに。彼女の仕事は“快楽としてのお仕置き”特殊な嗜好の人々が客となる。彼女のサイトの画像だ。
→字幕の「知らないくせに」はやりすぎだと思う。憤慨。

SH:And I assume this Adler woman has some compromising photographs?
吹:このアドラーって女が、まずい写真を持ってるわけだ。
字:彼女の所に何かまずい写真が?
assumeはかなりの確信を持った「〜と思う」ですね。日本語との違いを痛切に感じたのは、この「〜と思う」「〜と考える」に相当する単語が英語にはたっくさんあること!thinkから始まってsuppseやらsureやらtellやら。単語によって確信の度合いが違って大変面白いと思う反面、上手く訳せなくてぐぬぬ〜ってなる。

HA:You're very quickly, Mr Holmes.
吹:さすがだな。
字:察しが早い。

SH:Hardly a difficult deduction. Photographs of whom?
吹:簡単な推理です。それで、誰の写真?
字:推理は簡単です。誰の写真?

HA:A person of significance to my employer. We'd prefer not to say any more at this time.
吹:私の雇い主にとって大切な方だ。現時点でそれ以上は言えない。
字:依頼人にとって大切な方だ。それ以上は……
→この後に写真を叩き付けるシャーロックがかっこいい。

J:You can't tell us anything?
吹:何も言えないんで?
字:何も言えない?
→吹き替え「何も言えないんで?」にお腹抱えた笑った。

MY:I can tell you it's a young person. A young female person.
吹:年齢は行ってない方だ。まだうら若き女性だ。
字:若い方だ。若い女性。
→どうして吹き替え、そんな遠回しなww 字幕のような「若い方だ」では口と合わなかった?それなら直訳してくれればいいじゃないのよ、(若い方だということは教えてやれる)って。このI can tell you てところ、面白いのになあ。 We'd prefer not to say any more at this timeに対する I can tell youでしょう…?ハリーさんはそれ以上言えないつってんのにマイクロフト教えちゃうんでしょう…?

SH:How many photographs?
吹:写真は何枚ある?
字:写真は何枚?

MY:A considerable number, apparently.
吹:もちろん何枚もあるだろうねえ。
字:大量にあるらしい。
→吹き替えの言い方がウケました。「だろうねぇ」がイヤミっぽくて!「もちろん、沢山あるに決まってるだろ」って感じが。

SH:Do Miss Adler and this yougn female person appear in these photographs together?
吹:写真にはその女性とミスアドラーが一緒に映ってる。
字:その女性とアドラー嬢の写真?

MY:Yes, they do.
吹:そういうこと。
字:そうだ。

SH:And I assume in a number of compromising scenarios?
吹:しかも恥ずかしい不名誉な写真てわけだ。
字:きわどい姿の?
→字幕「きわどい姿」?
→ここでもassumeです。シャーロック、確信持ちまくり。

MY:An imaginative range, we are assured.
吹:想像を掻き立てる代物らしいぞ。
字:そう推察している。
→おわー、これは訳が分かれた!!難しいですよねぇここは。an imaginative rangeてどう訳すの。

SH:John, you might want to put that cup back in your saucer now.
吹:ジョン、いつまでも持ってないで下ろせ。
字:ジョン、カップを置け。
→どっちもツマラン訳…。mightを〜〜mightを訳してくれぇ〜〜〜。
→(ジョン、今ソーサにカップを置きたくなったろう?)って遠回しな強制なの!!!!これが面白いのッ!!遠回しに自主的にカップを置かせようとしてるのッ!!これがシャーロックなのッ!!!

HA:Can you help us, Mr Holmes?
吹:助けてくれるかね?
字:協力を。

SH:How?
吹:と言うと?
字:つまり?
→このhowって「どうやって?」のhowと違うのか…。

HA:Will you take this case?
吹:引き受けてくれるか?
字:調査を。

SH:What case? Pay her, now and in full. As Miss Adler remarks in her masthead, know when you are beaten.
吹:何を。金を払えば済むことだ。ミスアドラーがサイトで述べている通り、潔く負けを認めなさい。
字:彼女の要求額を支払いなさい。サイトの言葉のとおり“打ち負かされたら抗うな”
mastheadて何かな〜〜とずっと思ってましたわ。サイトのことなのか!!

MY:She doesn't want anything. She got in touch, she informed us that the photographs existed, she indicated that she had no intention to use them to extort either money of favour.
吹:彼女は何も要求していない。連絡を寄越し写真があることを知らせては来たがゆするつもりはないそうだ。金も要らないし、無理も言わないと。
字:要求は何もない。ただ写真の存在を知らせてきた。金銭や特別の措置を要求する気はないそうだ。

SH:Oh, a power play. A power play with the most powerful in Britain. Now, that is a dominatrix. Ooh, this is getting rather fun, isn't it?
吹:おおう、パワーゲームだ。英国で最も強大な一族相手に。さすが女王様だ。ふん、面白くなって来た。
字:力の誇示か。イギリス最強の一族に。さすが女王様だ。面白い。
power playが分からなかった。吹き替えは逃げたなって感じだ笑。なるほど字幕「力の誇示」ね。分かり易い!
→ここで「女王様」て訳が活きて来るんですねえ。ここがSM嬢じゃ意味が通らないものね。

J:Sherlock...
吹:シャーロック。
字:(字幕なし)

SH:Hmm. Where is she?
吹:ふん。今どこに?
字:居場所は?

MY:Uh, in London, currently. She's styaing...
吹:ロンドンに滞在中。滞在先は……
字:ロンドンだ。住所は……
→滞在。滞在って言うと、なんか外国から来た人が一時的にロンドンに住んでるって感じがするねえ??

SH:Text me the details, I'll be in touch by the end of the day.
吹:メールで送ってくれ。今日中に連絡する。
字:メールしてくれ。今日中に報告する。

HA:Do you really think you'll have news by then?
吹:進展は望めそうか?
字:それまでに進展が?

SH:No, I think I'll have the photographs.
吹:ああ、写真を取り戻す
字:写真を取り戻す。

HA:One can only hope you're as good as you seem to think.
吹:その自信が本物なのを祈る。
字:そううまくいくかな。
as good as…〜も同然
→分からん…。ここのセリフ分からん。

(Dog Lover, Horse Rider, Public School, Early Riser, Left Side Of Bed, Non-Smoker, Half Welsh, Father, Keen Reader, Tea Drinker)
日本語テロップ:犬好き、乗馬、私立校、早起き、ベッドの左側、タバコは吸わない、半分ウェールズ人、子持ち、読書家、紅茶好き。
英語テロップ訳:犬好き、乗馬、早起き、私立校、非喫煙者、紅茶好き…
→まぁ字数制限とか分かるけども、DVD英語テロップバージョン用の訳がひどい。「ベッドの左側」「半分ウェールズ人」「父親」「読書家」がごっそりカット。

SH:I need some equipment, of course.
吹:幾つか必要な物が。
字:必要な物が。
equipment…準備、設備、知識

MY:Anythin you require, I'll have it sent over.
吹:何でも言ってくれ。送ろう。
字:提供しよう。
→マイクロフト、弟に甘い。まぁ自分から依頼したことだからね…。

SH:Can I have a box of matches?
吹:マッチ貰えます?
字:マッチを。

HA:I'm sorry?
吹:何?
字:(字幕なし)

SH:Or your cigarette lighter, either will do.
吹:でなきゃライターでもいいですが?
字:タバコ用ライターでも。
→ここのシャーロックの表情!一瞬すげー嫌な顔になる、ぶふふ。

HA:I don't smoke.
吹:吸わない。
字:吸わない。

SH:No, I know you don't, but your employer does.
吹:ええ。だけど雇い主は吸う。
字:主人が吸うはず。

HA:We have kept a lot of people successfully in the dark, about this little fact, Mr Holmes.
吹:そのことは今まで、誰にも気づかれずに来たんだが、ホームズ君。
字:その事実は一般国民には隠してきたのだが。
→字幕に拍手!!

SH:I'm not the Commonwealth.
吹:僕は凡人じゃないんで。
字:僕は一般人じゃない。
Commonwealthを英語で説明した文を訳しますと「単一の政府の下に政治的に組織された人々の集まり」(Weblio辞書)でしてな。あ、しかも大文字ですよ。ここは「連邦」や「国」って意味を含んだ「一般人」もしくは「国民」なのではないかと。
→ハリーさんは喫煙のことを国民に隠していられている、と思っていた。でもそれを見破ったシャーロックは「別に(皇室を慕う)国民じゃないし」って言ってるのではないかな、と。

J:And that's as modest as he gets. Please to meet you.
吹:これでも控えめな方です。じゃあ失礼。
字:彼にしては謙遜してる。
→字幕う〜〜、Please to meet youをカットかよう〜。シャーロックの不遜な態度に対するジョンの一応の礼儀正しさが抜けちゃうじゃないかよ〜〜。

SH:Laters!
吹:のちほどぅ!
字:またあとで。
→吹き替えの言い方が可笑しかったもんで。「のちほどぅ!」て小さい「う」が入ってた。


とりあえず今回はここまでです!!
前半はあまり突っ込むところがなかったですねぇ。それほど吹替えと字幕に差異はなかったかな。

感想とかご意見とかお気軽にして頂けると嬉しいです!

posted by モモ at 15:23| Comment(6) | SHERLOCK2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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